なにかと話題のマイナンバーカード 持っていると何ができるの?便利なの?
知っているようで細かいことはよくわからない、マイナンバーカード
令和3年2月3日に、実際に申請してみましたので、検討中の方の参考になればうれしいです。
そもそも何故マイナンバー(社会保障・税番号制度)が必要なのか?
私達には一人一人に、住民票コード・基礎年金番号・健康保険証番号など、たくさんの番号があります。
それぞれの番号は、それぞれの機関で取り扱っているため、各機関で情報をやり取りするときに時間と労力がかかっていました。
共通の番号を導入することで、個人の確認をスピーディに行うことが出来ます。
必要な人に必要な支援が出来るようになります。
マイナンバーカードを持っているとできる事
マイナンバーカードは個人が自ら申請をし、無料で交付されるカードです。
カードには顔写真・氏名・住所・生年月日・性別・マイナンバーが記載されます。
- マイナンバーの確認と本人確認が出来ます。→確定申告の際に、マイナンバーの番号と運転免許証の写しが必要でしたが、マイナンバーカードがあると一枚で済むということですね。運転免許証を持っていない方には顔写真付きの身分証明証になります。以前ホテルに宿泊の予約をした際、二十歳以上の方は顔写真付きの身分証明書をお持ちくださいと言われたことがありました。
- 金融機関の口座開設、パスポートの新規発給がマイナンバーカード1枚で済みます。オンライン申請に使用できます。
- ICチップがついています。→コンビニで住民票の写し・印鑑登録証明書の取得。確定申告などの電子申請が出来ます。住民票の写しに関しては市役所・市民センターで取得すると手数料は350円かかりますが、コンビニだと200円です。コンビニなら朝6:30~23:00に受け取ることが出来ます。会社勤めの方に嬉しいですね。
- 令和3年3月(開始予定)から健康保険証として、使えるようになります。マイナポータルで利用申込受付中。
- すべての医療機関・薬局で使えるわけではないので要注意です。2年後の令和5年3月末までにすべての医療機関等での導入を目指しています。
- マイナンバーカードを利用できる医療機関等を知るには、厚生労働省・社会保険診療報酬支払基金のホームページに掲載される予定です。
- 結婚・転職・引越しのときも新しい健康保険証の発行を待たずに保険者での手続きが完了次第、マイナンバーカードで医療機関・薬局を利用できます。
- マイナンバーカードを利用できる医療機関・薬局での受付には4桁の暗証番号が必要です。
- 医療費控除の確定申告の手続きが今までより簡単に。マイナポータルを通じて医療費情報を自動入力できるようになります。(令和3年度分から)
- 高額医療になる場合→今までは事前に保険者に申請する必要がありましたが、オンライン資格確認が導入された医療機関では申請なしに限度額が適用されます。これは楽になりますね。
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本人確認や健康保険証にも使えるマイナンバーカード。個人情報の流失や紛失など、心配です。どんな対策がされているのでしょうか。
- 顔写真入りなのでなりすましはできません。対面での悪用は難しいです。
- 紛失・盗難の場合は24時間365日体制で一時利用停止ができます。0120-95-0178マイナンバー総合フリーダイヤルです。
- ICチップには券面に記載されている情報、公的個人認証の電子証明書等に限られています。プライバシー性の高い個人情報は入っていません。
- 暗証番号を一定数間違うと機能ロックされます。
- 不正に情報を読みだそうとするとICチップが壊れる仕組みになっています。
- マイナンバーを使う手続きでは顔写真付きの本人確認書類が必要なので他人が勝手に手続きすることはできません。
- マイナンバーを他人に知られても個人情報を調べることはできません。
- 悪用はされないようですが、券面には顔写真、氏名、住所、生年月日、性別が記載されています。なくさないように管理をしておくのが安心ですね。
マイナポイントをもらう手続きを知りたいです。
- 2021年3月末までにマイナンバーカードを申請すると上限5000円分のポイントがもらえます。
- チャージやお買い物のをした利用金額の25%分のポイントがもらえます。
- 2万円利用したら5000円分のポイントがもらえるのですね。
2021年9月末までにチャージまたはお買い物をすることで上限5000円分のポイントを受け取れます。
令和3年6月26日 追記
家族4人分で合計で2万円分のマイナポイントもらいました。
マイナポイントの申請するにあたって、つまずいたことがありましたのでお伝えします。
- マイナポイントの予約をするために、スマホにマイナンバーのアプリをインストールをしました。
- 操作を進めていくとマイナンバーカードをスマホにくっつけて読み取りをするのですが、読み取れません。原因を調べてるとスマホの機能のNFCをONにしなければいけません。この理由がわかるまでに、時間がかかりました。
- キャッシュレス決済サービスに申し込むときは、アプリを入れると簡単にできました。
令和3年2月3日にスマホでマイナンバーカードの申請をしました。
自宅の白壁を背景にして、スマホのカメラで写真を撮りました。
マイナンバーが記載されている用紙のQRコードをスマホで読み取り、必要事項を入力していくだけ。
3分くらいでマイナンバーの申請は終わりました。
申請してから各市町村から個人番号カード交付通知書が届くみたいなので、
現在は通知書が届くのを待っている状態です。
届いたら、追記致します。
令和3年3月17日追記 申請をしてから3週間で届きました。
指定された場所に取りに行きました。
そこで自分で決めた暗証番号を記入するので、あらかじめ考えておきましょう。
①署名用電子証明書暗証番号
②利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)
③住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)
④券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
②~④は同じ数字でも可能です。
小学生の子どもは②~④までの暗証番号のみ必要でした。
指定された場所に行くとマイナンバーカードを受け取りにたくさんの人が待っていましたが、受付を済ませ、順番を待っているとすぐに呼ばれました。
対応している窓口がたくさん用意されていたので待たずにすみました。
スタッフのかたに身分証明書を渡し、本人確認をします。
自分でパソコンに①~④までの暗証番号を入力します。
そのあとすぐにマイナンバーカードを受け取って終了しました。
めちゃめちゃ簡単でした。
マイナンバーカードの申請は簡単でした。
マイナンバーカードは、運転免許証を返納したあとの顔写真付きの身分証明証になりますし、健康保険証にもなります。
あと1、2年経てば通院している病院や・処方された薬などの情報が1枚で共有できるらしいです。
とても便利になりますね。
今回、私のマイナンバーカードをつくるついでに実家の両親の申請もやってみました。
実家の両親はスマホでLINEや電話、写真を撮ることはできるのですが、アプリのインストールや、マイナンバーカードの申請画面の入力などは、完全にお手上げです。
しかし、若い人達には容易にできる申請も、高齢者には難しい場合もあるのかと感じます。さらにマイナポイントをもらうとなると、途端にややこしくなるなと感じます。
さらにマイナンバーカードには5年もしくは10年の有効期限もあるので、更新の手続きが必要になります。
マイナンバーカードつくってみましたが、5年後の更新時にはどれくらい便利になっているのでしょうか。